2020年11月30日

11月議会開会 一般職給与引き下げに反対

今日から県議会が開会されました。人事院勧告によって職員給与引き下げが勧告され、12月1日までにはそれを受けて奈良県はどうするかの結論が求められており、予定より前倒しになりました。

開会してすぐ、総務警察委員会にかけられ、本会議では小林照代議員が一般職給与引き下げの反対討論を行いました。他会派は討論なく全員賛成で引き下げが決まりました。

 反対討論 (2020、11、30)
 日本共産党を代表して、議第89号 一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例に反対する討論を行います。

 奈良県人事委員会は、人事院が国家公務員の一時金削減(0,05ヶ月)を国会と内閣に勧告したことを受けて、奈良県に県の一般職の期末手当の額の引き下げを求める勧告を行いました。
この勧告を受けて条例改正がおこなわれるものですが、今回の改定により、奈良県の一般職の職員一人当たりの削減額は、平均39000円となり、一般職の人件費の削減額は6億4千万円となります。

 とりわけ今回の改定では、全国41道府県が0,05ヶ月とし、改定しない県も4県ある中一般職の職員は0,10ヶ月の引き下げは東京都と奈良県のみであり、突出しています。

 このような、一時金引き下げは、職員のモチベーションの低下に招くことになります。
今、保健所や保健研究センターをはじめ奈良県職員として働くみなさんは、業務量が増え、休みの日も出勤するなど過密労働を強いられる中、新型コロナ危機から、県民の命と健康を守るため懸命にはたらいています。そうした職員に冷や水を浴びせるものです。

また、この「引き下げ」は公務員だけにとどまらず、準拠している財団などの団体、そして民間にまでその影響がおよび、すべての労働者の賃金を一層引き下げるものとなります。

さらには、消費税増税や新型コロナの危機の下で地域経済にも大きな影響を及ばし、奈良県経済を一層冷え込ませることになります。

そして、奈良県の引き下げ幅が大きいことで、奈良県で働く人が来なくなるのではと危惧されるところです。

 新型コロナ危機の中で、県民の命と暮らしを守るために懸命に奮闘を続けている職員の頑張りに応えるべきであり、この「条例改正」は認めることはできません。
以上で討論をおわります。
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2020年11月24日

知事への予算要望

朝から大阪高裁で、奈良県の高校裁判があり傍聴に行ってきました。今日で結審、判決は3月17日です。
コロナがあってなかなか開けませんでしたが、かなりの意見陳述者が策定提出されたようです。

午後から奈良に戻って、知事への予算要望を行いました。
日本共産党奈良県委員会と同奈良県会議員団は24日、2021年度奈良県予算編成に関する要望書を提出、荒井知事と懇談しました。細野歩県委員長、谷川和広・党衆院1区国政委員長、宮本次郎・党衆院2区国政委員長と4人の県会議員が参加しました。予算要望は▽新型コロナウイルス感染の拡大防止、医療、検査など命を守る対策(14項目)、▽暮らしと営業、雇用、家計と内需をあたため、持続可能な地域づくり(8項目)、▽すべての子どもたちの学びと成長、安全を保障し、学生への支援を(8項目)、▽大型開発をやめて命と暮らしを守る県政への転換を(4項目)、▽平和と憲法をまもること(2項目)の「重点要望」と「個別項目」252項目。コロナ禍の拡大のなかで、検査体制の抜本的強化を求め、20人程度の少人数学級編成の実現などを今こそ促進するよう求めました。
意見交換では、医療介護、福祉関係者への国の慰労金がまだ出ていないことを伝え、正月までには支給してほしいとの声があり、ぜひ実現していただきたいと要望。
gotoトラベルも事業者がいったん負担して戻る仕組みがおくれていて、いつになるのかの問い合わせもわからない状況であることを伝えました。
知事はメモを取って調べてみるとのことでした。
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posted by みっちゃん at 20:28| Comment(0) | 日記

2020年11月19日

19日は多忙です。知夫里島からの孫レター

2015年、安保法制が強行採決した日が9月19日。それにちなんで19日は憲法を守り平和を願う宣伝日になっています。
今日は朝からエコ真美で、広陵9条の会が宣伝。参加させていただきました。88歳という男性に核兵器禁止条約に日本政府も調印してくださいという署名をお願いしたところ、いろいろな話が出てきて核兵器は悲惨。日本がこんなものはなくさなあかん。空き家が増えていること少子高齢化問題など、色々憂いてているたくさんの問題について話してくれて約10分立ち話。最後に署名をしてくれました。

午後からは自治体キャラバン。広陵町です。広陵町は毎年山村町長をはじめ副町長、教育長の3役、総務部長なども一緒に並んで住民の要望を聞いてくれます。今回はたくさんの要望を何度も相談して90項目にまとめました。
私は冒頭のあいさつで、これまで29回自治体キャラバンを続けてきましたが、全員がマスクを着けているのは今回初めて。こんなことになるとは夢にも思いませんでした。
こんな時だからこそ住民の暮らしが大変になっています。ぜひ住民が困らないような支援をお願いいたします。国保運営委員会も今日開催と聞いていますが、奈良モデルで一本化することは地方自治を奪いものが言えないなど問題が多く、これまで築いてきた町独自の減免制度も廃止して統一基準にするように考えていると聞いています。いうべきことは言う守るべきは守ることが大事です。
毎年参加してくれるTさんは88歳。核兵器廃絶の垂れ幕が今日もかかっていないことに触れて、年中わかる看板にしてほしい。今年8月6日に近所のお寺の鐘を突きに行ったが、本当に平和を思う厳かな気持ちになった。町長も垂れ幕を職員にかけさせるのではなく一度自分でかけてほしい。と訴えられました。
Tさんの平和を願う一途な思いは周りの人を感動させます。

河合町で万代、サティ前2か所で宣伝。大きな看板がよく目立ちお店から出てくる人道路を走る車などたくさんの人が見てくれました。

知夫里島に島留学している孫の様子が送られてきました。ふるさと学習で子供たちがいろいろ研究したことを村人や生徒の前で発表します。
孫は方言について発表。5分間ですがパワーポイントを使ってわかりやすくまとめていました、今方言が減っているのは人口が減少して方言を話す人も、それを受け継ぐ人も減少したから。
対策は朝読書の時間に島の人と方言かるたや、お手玉などをして遊ぶこと。
これまで知っていた孫とは違って成長していることがよくわかり大変うれしくなりました。

娘に電話をしたら3年生はグループ研究でふるさと納税が減っているのでどうしたら増やせるか。
小さな島には返礼できるものも少なく、みんなで考えたことは、コロナで帰省ができない人が多いから、お墓のお掃除をして返してはどうかというものだったそうです。
なんてすばらしい発想。こんな自由な発想が出てくる教育はきっと素晴らしい実践だろうと思います。
昨年は現地で発表を見た娘ですが、低学年の発表は、声が大きいとかいいことをいっぱい評価して褒めたおす。子どもたちはうれしそう。高学年になると少し厳しい意見も。島全体で子育てしていることが伝わります。
posted by みっちゃん at 21:46| Comment(0) | 日記
http://mituko-imai.jp