朝から奈良県がgotoイートを行うという情報で医療関係者が怒り心頭のニュース。それを見た方からまた怒りの電話。あちこちから怒りの声。知事でもないのに怒られてばかり。
午後から県議会のコロナ対策会議。
いつになく気が重い。こんなに県民の思いとかけ離れた奈良県の対策。誰の言うことも聞かない。
いつも早く届く資料がぎりぎりに届く。少しでも生の声を聞こうと気になるところに電話をかけて思いを聞かせていただく。電話の向こうから、聞いてほしい。言いたかったそんな思いが伝わってくる。
会議が始まり、知事はgotoトラベルに関して事務的手続きのミスと言い私の責任ですと言いながら連休明けまで中止すると発表。少しいつもと違う。ネットで炎上する県民の怒りの声。窓口に殺到する怒りの電話、議員に寄せられた怒りの声、が動かしていることを実感。
また今までは奈良に来てくださいだったが、来ないでくださいということを初めて知事から聞いた。

非常事態宣言ではないが奈良県としての緊急対処措置が報告される。これも「大阪に行かないでください」しか対策がなかった奈良県が少し県民に寄り添う姿勢になってきた。
私はまず県民の怒りの声が殺到していること、やっと県が対応を出したことを一歩前進としつつ、気になる点を質問
1,入院入所待機者が500人ほど、宿泊施設オープンで少し減っているがまだ多い、在宅の支援、日用品や食糧支援の仕組みが必要。
2,医療機関のコロナ病床転換 感染症法を使ってこれまで信頼を築きながら協力し合ってきていたのが壊すようなやり方。それでも52床増ということだが、9床6床2床など病棟すべてコロナ病棟で無いと支援対象にならないと聞いている。条件を緩和して頑張って病床を提供する医療機関にも支援が行くように要望してほしい。
知事 よく実態を調査したい。
3。PCR検査社会的検査について30億の予算を組んでいるが今は何件で、進まない原因は何か
部長 1万件 年度代わりで遅れている
4、ワクチンがおくれている。シュミレーションに参加。一番時間がかかるのは接種していいかどうかの判断。最後は主治医がいいといっているかということになるが、医療がひっ迫していて大阪の医療機関に通っている人や大きな病院に通っている人は予約も取れない。薬手帳や、当日腕がすぐ出る衣服など。思ったより時間がかかった。現場ではワクチンの見込み情報はいらない、確かな情報が欲しい。それは国に要望してほしい。
知事 病歴などマイナンバーカードが進むと一定解決するのではないか。ワクチンについては国に要望したい。
医療関係者がワクチンを打っていないのに高齢者の接種をしないといけない。またそれでコロナ患者を受けろというのは無理という声も聞いている。
薬剤師がワクチンの接種ができるように要望したとのことだが、薬剤師は注射を打つ訓練はしていないとのこと。
知事 アメリカやイギリスでは薬剤師もワクチン接種が可能。国に要望した、
県立高校のクラスター発生。10代の患者が数名発生した時に聞いたら違うといわれた。正しい情報提供をしてほしい。
飲食などの保障については市町村が支援したら県が同じ分上乗せを行うという説明。コロナで収入源の補填は市町村でなく国と県の責任で実施するべきではないか。
知事 必要なことで財源が必要であれば国にも要望する。
本日(4月27日)、奈良県新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開催されましたので
当該資料を送信します。
なお、本日開催の第14回奈良県議会新型コロナウイルス感染症対策会議では、知事がこの資料に基づき説明されました。
テーマ:新型コロナウイルス感染症 奈良県緊急対処措置
※資料の概要(抜粋)は、以下のとおりです。
◎変異株により急速な感染拡大が進む危機的な状況の中、国が近畿の3府県についても、「緊急事態宣言」の発出をされ、大型連休をはさんで措置を実行されることになりました
。
奈良県では、強い危機感をもって、感染拡大を防止し、医療提供体制を護るための、「緊急対処措置」を策定し、実行します。
奈良県の緊急対処措置の実行期間は、本日(4月27日)より、近隣府県と同じく5月11日までとします。
◎項目
1.近隣府県の緊急事態宣言に基づく措置を踏まえた、奈良県の適切な措置の実行
2.効果的な感染防止策の確定と徹底
3.医療提供体制を護る措置
4.ワクチン接種の早期展開
5.その他の措置
<1.近隣府県の緊急事態宣言に基づく措置を踏まえた、奈良県の適切な措置の実行>
(1)近隣府県から、奈良への不要不急の訪問により、感染が拡大しないようにする措置を実行します。
@飲食店、カラオケ店等に、県内市町村が、時短要請され、協力金等を支払われる場合には、同様に、県も時短要請を行い、同額を上乗せ支援します。
A飲食店においては、カラオケ機器の利用を控えていただくようお願いします。
B閉館、閉園が適切な公立施設については、県と市町村が協議して実施します。
C地域のイベントの制限については、県と市町村が協議して対処します。
D奈良県営競輪については、無観客開催とし、場外発売を停止します。(4月29日〜5月11日)
E県外からの来訪者が訪れる可能性の高い店舗、施設等については、感染予防の配慮をしていただくようにお願いします。
(2)国の緊急事態措置等について、採用してよいと思われる措置、また、県が独自で展開してよい感染防止対策等については、選択的・積極的に実行します。
@感染防止対策を適切に実施する店舗を市町村とともに認証する制度を創設します。
認証取得に向けた設備導入など、感染防止対策に取り組む店舗に対し、財政的な支援を行います。
A飲食店、カラオケ店に、県と市町村、協力機関・団体が共同で巡回指導を実施し、対策の助言、認証取得の働きかけを行います。
B大型商業施設、映画館、劇場などの集客施設に、感染防止対策の徹底を実施されるよう、県が文書でお願いします。
C学校の部活動・教育実習等の制限・自粛の要請を行います。
D県立学校における感染防止策を徹底します。
E県内の勤務者、事業者に対して、在宅勤務の活用、残業抑制、時差出勤等の推進について、県からあらためてお願いします。
F県庁における勤務については、同様の措置を実行します。
G交通事業者に対して、県内主要ターミナルでの検温実施の協力を、県から依頼します。
HGoTo Eat事業の食事券の追加販売は、緊急対処措置期間中は、停止します。すでに予約済みのものについては、緊急対処措置期間経過後まで、発券を延期します。販売
済みの食事券についても、緊急対処措置期間中のご利用については、控えていただくようにお願いします。
(3)緊急事態宣言が適用された地域の人々には、「緊急対処措置」適用期間中の、奈良県への不要不急の来訪を極力控えていただくようにお願いします。
<2.効果的な感染防止策の確定と徹底>
(1)効果的な感染防止策について、奈良県立医科大学感染症センターの笠原センター長のご指導を仰ぎました。
県民のみなさまには、笠原センター長のご指導に従った感染拡大防止策の徹底をお願いします。
@感染防止は、それぞれがリスク軽減の行動をとる。
A無症状で人に感染させないよう、感染経路を遮断する。
B家庭内の感染に注意。
C親しい仲間うちでも注意。
D大阪など、感染者が多い地域は特にご注意。
E連休は、県内で家族とすごしましょう。
(2)クラスターを発生・拡大させないようにします
(3)奈良県の感染経路の特徴と感染防止策について、笠原センター長に聞いてみました。
<3.医療提供体制を護る措置>
(1)入院病床の増床が可能となりました。
(2)重症対象病床の状況
(3)宿泊療養施設の状況
(4)医療機関への経営支援
(5)入院・入所待機、自宅療養者への健康管理
(6)入院・入所待機、自宅療養者への緊急医療の備え
(7)新型コロナ対策医療と通常医療の両立のための工夫
<4.ワクチン接種の早期展開>
(1)ワクチン接種の状況
(2)ワクチン接種者の確保
(3)安心して接種を受けていただけるよう副反応の対応体制を構築しています
<5.その他の措置>
(1)「奈良県ゴールデンウイーク緊急対処宣言」を発出します
(2)効果的な感染防止策を掲載した県民だより臨時特集号を全戸配布します。
(3)感染症専門医による、新型コロナウイルス感染症についての県民のみなさまへのメッセージを、テレビCMで放映、LINE、ツイッターなどSNS、新聞広告でも発信し
ます。
(4)市町村に積極的に情報提供をして、情報共有をし、協調して必要な対策を実行します。
「奈良県GW緊急対処宣言」
感染者が急増し、危機を乗り越えるためには,県民が一丸となって感染防止対策に取り組む必要があります。
ゴールデンウイークは、感染拡大を食い止める大きなチャンスです
〇市町村と連携して、近隣府県からの不要不急の往来を防ぐための対策を実行します
〇ふだん同居していない人と、マスクを外した状態での対面は、徹底的に避けましょう
〇大阪など感染者が多い地域へは行かず、県内で、家族と過ごしましょう
〇入院病床・重症対応病床、宿泊療養施設を追加・整備します
〇入院・入所待機者、自宅療養者の健康管理を強化します
〇受け入れ病院に診療報酬制度による経営支援が行えるよう、国に働きかけます
〇早期の終息を目指して、一緒に取り組みましょう
以上です。
詳細は添付資料をご覧ください。