第63回奈良県母親大会が大和郡山城ホールで開催。
ホールではロボットによる金魚すくいのイベントが開催されていてチャレンジさせていただきました。1匹ゲットです。
2年ぶりの開催でしたが、会場は座席を1つづつ開けて満席。懐かしい知人にたくさんお目にかかることができました。
前川喜平さんの講演「これからの日本」憲法の目指すもの。
憲法の普遍的価値、基本的人権、国民主権。平和主義、これは国連憲章にかかれており、日本が普遍的価値をリードする立場で世界の先頭に立つような国になってほしい。そのためには政権を交代して平気でうそをつく政治を変えていかなくてはいけない。
奈良県は県下に3か所の夜間中学がありますが、東京で8か所。人口比では最も高い県。全国で36か所しかないと聞いてびっくりです。これまで文科省はよき日本人をつくるための教育という考えが続いている。まず人がいてその上に国がある。文科省は大人のための中学はいらない、義務教育は日本人のためのもの。外国人の子どもには通用しない。
その一方で日本国籍の子どもであれば親が外国籍であっても、義務教育を受けさせる義務を課している。
2014年超党派の国会議員による夜間中学を創る会ができて、国も夜間中学を認めるようになった。その時担当局長をしていた。現在畝夜間中学の名誉講師をしている。自主的夜間中学2か所にかかわっている。
今義務教育を受けていない人、前の国勢調査で全国で12万8千人が小学校を卒業していない。今回の国勢調査から中学校を卒業しているかの項目が入ったので義務教育を受けていない人の実態が明らかになってくる。数十万人いると思われる。義務教育ではすべてに卒業証書を発行することになっているため、勉強していなくても形式的卒業生いる。不登校全国で年間5万人昨年コロナで急増。毎年4万人。10年で40万人20年で80万人。
夜間中学は外国人の学びの場としても重要。政府は労働力としてだけしか見ていない移民として受け入れをしていない。
基本的人権の尊重、学問の自由。学問の自由が侵されると教育が成り立たない。
福沢諭吉の学問ノススメ。いろは47文字習うことも学問。学問の自由が侵害されているのが学術会議問題。
日本学術会議は学問の自由を守るもの。選考が学術会議が行い、任命は総理がそれを受けて学術会議の推薦を受けて機械的に行うもの。いまだになぜ任命しないか理由を明らかにしていないが、政府に批判的な言論があったこと。いろいろ理由をつけてもますます矛盾が広がっている。
前皇后美智子さんが、誕生日のコメントに学問の自由について、五日市憲法に触れたことがあった。
憲法はアメリカ押し付けという人がいるが、社会権である憲法25条は一人一人がまっとうな生活ができるように国に求める権利としてワイマール憲法にもなかった生存権を作った。
国連憲章の武力による威嚇、武力の行使でなく話し合いで紛争を解決するというのは憲法9条と同じ。
菅総理がアメリカに行ってバイデン大統領と声明を発表したが、言っていることはもっともなこと。
しかし敵地攻撃能力や核兵器禁止条約の批准を拒否している。まず日本が批准して保有国になくすよう働きかけを行うべき。禁止条約は国際条約。日本が無法者につくのか、問われている。
時間が足りずもっとお話を聞きたかったのですが残念です。
母親大会はコロナ禍の中でも実行委員会を重ねて準備をしてきました。集まれば元気、話し合えば勇気が湧いてくる。
posted by みっちゃん at 17:25|
Comment(0)
|
日記