兵庫、大阪での感染者が600名を超える中で奈良も今日は52名の新たな感染者が確認されました。県庁内にもクラスターが発生。
3月4日の代表質問でコロナ対策を質問しました。すでに神戸では変異株が確認されていて奈良県の状況について知事に聞きましたが、知事は変異株というのは奈良であまりまだ、見つかっており
ませんので。心配ではございますが、現実的な心配ではないように思いますとお答えしておきたい
と思います。との答弁でした。
以下議事録を紹介します。(テープ起こしで記録したもので正式議事録ではありません)
PCR検査の拡充について
今井光子議員
緊急事態宣言が、先月末、関西など 6 府県で解除されました。新型コロナの変異株な
ど再拡大を防ぐ戦略は「検査、医療、補償」の 3 つに尽来ます。
コロナの検査には、発症した人が医師の指示で受ける治療目的の検査、感染者の濃厚接触者に保健所が
指示して受けさせる行政検査、個人や企業が自己の都合で受ける自主検査の 3 つがあり、当初は検査機関も
少なく 37.5 度以上が 4 日間続くなどの厳しい条件を付けて、医師が必要と判断しても検査をしてもらえな
いという苦情がたくさん寄せられました。患者が発生したあとの後追い検査のため、感染者が増えると検査
が増え減れば検査も減るということが繰り返されています。
ノーベル賞受賞者の山中、本条、大隅、大村教授の 4 名は 1 月 8 日、医療従事者への支援や PCR 検査
の拡充などを政府に求める声明を発表しました。声明は、過去1年にわたるコロナ感染症の拡大がいまだに
収束せず、緊急事態宣言が出された現状を「憂慮」するとして、5 つの方針を政府に要望し、実行を求めて
います。
(1)医療機関と医療従事者への支援を拡充し、医療崩壊を防ぐ。
(2)PCR検査能力の大幅な拡充と無症状感染者の隔離を強化する。
(3)ワクチンや治療薬の審査および承認は、独立性と透明性を担保しつつ迅速に行う。
(4)今後の新たな感染症発生の可能性を考え、ワクチンや治療薬等の開発原理を生み出す生命科学、および
その社会実装に不可欠な産学連携の支援を強化する。
(5)科学者の勧告を政策に反映できる長期的展望に立った制度を確立する。
だから、もっとPCR検査を増やし、無症状感染者を見つけ、保護し、どこかでちょっと休んでもらう。
これが、この議論の中で一番大事なところだと思っていますとのことです。
この声明では、コロナ対策を科学に基づいて終息させるために、PCR検査の重要性が指摘されていま
す。
奈良県では新型コロナが発生した 1 月 28 日から 5 月 27 日までの第 1 波で 92 名の感染者、7 月 4
日から 10 月 25 日までの第 2 波で 533 名、11 月 26 日からの第 3 波で 2706 名と感染者数が2桁、
3桁、4 桁と拡大しています。緊急事態宣言が 11 都府県に出てからは少し減少していますが、こうした時
こそPCR等検査を増やして、無症状感染者を早期に見つけ、感染を拡大させない取組が重要です。
そのためには病院や施設の新規入所者にも検査の網を広げ、定期的に検査を行うことが重要と考えます。
和歌山県では、新型コロナウイルスのクラスターが医療機関や介護施設で相次ぐことを受け、病院の新規入
院や施設の新規入所者全員に抗原検査の実施を決め、抗原検査キット費用約 8800 万円を 2020 年一般会
計補正予算に計上しています。
そこで知事に伺います。新型コロナウイルス感染症のクラスター発生を防ぐためには、病院への入院時
や福祉施設への入所時にPCR検査を必ず実施するなど、検査対象の拡充が必要と考えますが、このことに
ついての所見を伺います。
荒井正吾知事答弁
新型コロナウイルス感染症、PCR検査についてのご質問でございます。
本県では新型コロナウイルス感染症とたたかう基本方針の第一に感染者を早期発見、早期隔離
し、感染されたすべての方に入院治療、宿泊療養を提供することを掲げてまいりました。これまで
自宅待機ゼロを維持している数少ない県でございます。医療機関の頑張りのおかげかと思っており
ます。
この方針のもと、感染者を早期発見するためには本県では全国に先駆け、また国の方針よりも
先駆けて、昨年6月からPCR検査の目的を重症化予防から感染拡大防止に切り替えました。幅広
い検査を実施したわけでございます。具体的には委員もご存知のことかと思いますが、知ってご質
問をされているのかと思いますけれども、繰り返しますが6月から感染拡大防止のPCR検査を拡
充してきております。具体には発熱や味覚・臭覚障害や倦怠感、息苦しさなどの症状の有無にかか
わらず、また、入院や福祉施設への入所予定の有無にかかわらず、感染が疑われる方についてはす
べて検査対象としています。
当然、無症状の方も含まれます。また、医療機関や福祉施設で感染者が一人でも発生した時に
は、接触者だけにとどまらず患者、利用者、従事者、出入りされる業者などすべての関係者に速や8
かにPCR検査をおこない、感染拡大防止に努めてきております。このような措置のおかげで病院
のクラスターが発生してこなかったのかなと思っております。
一方、県内で発生した病院や福祉施設でのクラスター事案では入院、入所時の持ち込みではな
く、その多くは職員が感染源となっております。そのため県では人口や感染者数が多く、福祉施設
や医療機関でクラスターが発生した市町村に所在する入所系福祉施設及び病院や有床診療所の職員
を対象にいっせい検査を実施しております。
今後とも、疑いのある方はすべて検査に繋げるという方針にのっとり、早期発見感染拡大防止
に努めていきたいと考えております。繰り返しますが、この方針は昨年6月から実施しているもの
でございますので、ご承知おきいただきたいと思います。
今井光子議員
PCR検査ですけれども、検査の拡大をしていただいているということですが、クラ
スターのあるところとかを実際に検査をしていただいておりますけれども、もっとこれを広げないといけな
いのではないかと思っております。新型コロナの怖いところは無症状の人でも感染をするということ。神戸
市は、今年になってからの感染者のうち、どのような変異株をもっているかという調査をしましたら、一番
新しいところで2月12日から18日までの数字ですけれども、変異株の割合が検査数の50%を超えてい
るというのが明らかになりました。36人のうち31人が従来の変異株で、5人は新たな変異株だというこ
とで、変異株が広がっているという事がわかっております。このことから考えますと、特に高齢者のところ
では感染をしたら重症化する、肺炎をおこせば死につながるとかいうような状況になっておりますので、医
療や福祉の施設に入居する人は全員受けられるようにするというような対応が必要ではないかと思いますが、
その点で知事のお考えを伺いたいと思います。
荒井正吾知事答弁
東京都はなぜ感染がおさまらないのか、PCR検査が少ないからか。ど
うでしょうか。私はPCR検査の高と直接関係なく、自宅療養があるからだと思います。自宅療養
があるということは了されていないのです。ある程度出歩いてはいないかもしれませんが、ウロウ
ロされているように思います。それは疫学調査というような感染経路を追う保健所機能が十分じゃ
ないからだと私は思っています。
PCR検査の量じゃない。だれがうつっているのか、うつったらすぐに隔離しよう。隔離が十
分じゃないというのが大都市、特に東京や東京近辺で抑えられない理由だと思います。今となって
は私はこういう、はっきりと言えるような頭になってきました。奈良県は感染経路を徹底的に調べ
てきました。その結果、PCR検査が必要なところはもっと拡大してしましょうね、みんなしまし
ょうねじゃなしに、必要なところはしてくださいと、お医者さんがストップかけることはいけませ
んよというやり方でやってきました。これが今おさまる大きな要因になっていると、私ははっきり
と申し上げることができると思います。PCR検査ではなしに、ちゃんと検査しても隔離できない、
病院に入院できないほうがおかしかったと、はっきり言えると思います。
今井光子議員
クラスター発生の多くが病院や社会福祉施設で発生しております。そういうところに、
新たに入院や入所したとき、やはり事前にきちっと検査をしてから受け入れるというやり方をしないと、中
でまた感染が広がるという恐れがありますので、これについてはぜひ、実施していただきたいと思います。
奈良県での変異株の検査はどんな状況になっているのか聞きたいと思います。
荒井正吾知事答弁
あまりよく知らない、言い方が変ですけれども、変異株というのはよく
わからないんです。心配であれば私、言いますけれど、心配かどうかもわからないので同調して申
し上げることができないとご理解ください。変異株というのは奈良であまりまだ、見つかっており
ませんので。心配ではございますが、現実的な心配ではないように思いますとお答えしておきたい
と思います。
今井光子議員
国のほうでも各地域において変異株の調査をおこなっていますが、特徴的なことがあ
りましたら、教えていただきたいと思って質問をいたしました。後でお聞かせいただきたいと思います。
2021年04月02日
今日の感染者52名 急激な増加
posted by みっちゃん at 21:44| Comment(0)
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