2021年07月26日

紀伊半島3県議員交流会議

三重県大台町「奥伊勢フォレストピア」(三重県多気郡大台町薗993)で開かれた3県議員交流会議に参加しました。
紀伊半島とアンカールート問題では、奈良県の168,169号線は昨年通行止め年の3分の1にも及ぶ。十津川では20分で行けるところが土砂崩れで往復4時間もかかりこれでう回路と言えるのかと村長さんからも問題提起がされている。生活路であるこの道を安心して通過できるようにしていただきたい。

木材活用では、ウッドショックで輸入材が入ってこず国産材を使うチャンスだが、材木が安くて利益が出ないこの構造を変えることが必要。海外からの輸入に対して国土保全も含めて規制をしていくことが重要ではないのかと問題提起をさせていただきました。

最後のまとめでは私の意見も含めてまとめがされました。
「第15回紀伊半島三県議会交流会議」の概要は、次のとおりです。
1 開 催 日 令和3年7月21日(水曜日)
2 開催場所 「奥伊勢フォレストピア」(三重県多気郡大台町薗993)
3 参 加 者 奈 良 県 議 会 荻 田 義 雄 議長及び県議会議員 計 7名
三 重 県 議 会 青 木 謙 順 議長及び県議会議員 計 7名
和歌山県議会 森 礼 子 議長及び県議会議員 計 7名
総計21名
4 合意内容 次のとおり、三県が協力の上、今後とも取り組んでいくことで合意した。
議題1:ワーケーションの推進について
紀伊半島三県ならではの豊かな自然を生かしたワーケーションに関する情報発信
などの取組状況について報告がなされました。また、中山間地域における持続可能
なワーケーションの取組、受入環境整備や企業と連携したビジネス創出に向けた課
題等をどのように解決していくかについて意見が出されました。
ワーケーションの取組を進めるにあたっての課題や知見等に関する情報共有
を図り、受け入れ環境の整備に要する補助金等の支援制度の拡充について、三
県議会が連携して早急に国に要望していくことで合意しました。
議題2:紀伊半島アンカールートの整備促進による国土強靱化及び地方創生の推進
について
道路整備に必要な予算の確保や事業の推進についての国への要望の取組状況、近
畿自動車道紀勢線、国道168号・169号をはじめとした幹線道路の機能強化・ミッシ
ングリンクの解消に向けた整備促進の取組、用地買収の取組などについて意見が出
されました。
今後、紀伊半島の観光振興や地域活性化、防災対策などの取組を進めていく
うえで欠かせない「紀伊半島アンカールート」の早期整備に向け、東日本大震
災及び紀伊半島大水害から10年を迎える今、三県議会が連携して国に要望して
いくことで合意しました。併せて、道路整備に伴うストロー現象などの負の側
面に対しても、地域振興の観点から課題意識を共有しました。
議題3:公共事業における木材の活用について
公共建築物などの木材利用における三県の現状や課題、利用基準や県産材利用促
進に関する木造・木質化の取組等について意見が出されました。
今後、地域の実情に応じた木材の公共利用や公共建築物等への木材利用の促進を
さらに各県執行部に働きかけていくため、今後も三県議会で、紀伊半島三県の観光
に資する道路の景観向上と県産材産業振興の観点から、木製ガードレールの採用等
について、施工事例や課題等の情報共有を図り、意見交換していくとともに、輸入
材の制限や人材育成について、国に対して要望していくことで合意しました
posted by みっちゃん at 21:40| Comment(0) | 日記

2021年07月25日

馬見古墳群を守った人々

馬見古墳群を守った人々の展示会と講演会が終了しました。2日間で展覧会は110名が足を運んでいただき展示会をご覧いただきました。河上邦彦先生の「馬見古墳群と坂野平一郎さんの思い出」講演会には25名が参加。私はこの企画を持った経緯を紹介して司会をさせていただきました。24日が坂野さんの命日でしたので黙とうの後石井保雄古文化会会長、「今日も古墳の掃除を終えて参加したと、広陵古文化会は、自分たちの文化財は自分たちで守るということを今も続けている、」山村町長は、「坂野さんは与楽寺の胎内仏などの地元の保存などにも尽力。と古墳だけではなく幅広く活躍。資料館計画だけでまだできていないが進めていきたい。」とご挨拶。
河上先生は坂野さんとの出会いや、ご自身ががかかわった牧野古墳の発掘の話は、文化庁が残す古墳なので発掘の必要はないと反対された時、坂野さんは「子どもが穴に入って崩れてきたら大変。」と、屁理屈を言って、決して争うことなく相手をしゃあないなと思わせる独特のやり方で発掘をした。
予算もない中、古文化会会員が約400名ほどが手弁当で参加。13000個のガラス玉が出てきて、枕であったことが判明。すごい発見があった古墳。牧野古墳の値打ちを熱く語りました。
20名〜30名だった会員を1500人まで広げて毎月10円の会費。研修旅行を毎年行って会を組織して町の圧力団体になっていたと思う。坂野さんは自分にとって父親のような存在だったと声を詰まらせる場面も。たくさんの貴重な資料を保存してみてもらえるような資料館が計画されていたがまだできていない。そういうところが欲しい。
展示会の感想には「灯台もとくらし、20年以上住んでいるが地元のことを何も知りませんでした。定年後はもっと地元のことを知りたい。」「「改めて広陵町の歴史的文化財のすばらしさを知ることができました。」たくさんのメッセージのプレゼントをいただきました。
疲れましたがやってよかっったというのが正直な思い。文化祭準備のようなわくわくした時間、たくさんの資料に目を通しながら私自身が再発見したことが多くありました。実行委員の皆さんの協力がなければできなかったことです。感謝感謝です。
posted by みっちゃん at 20:21| Comment(0) | 日記

2021年07月19日

木質バイオマス発電についてお話を伺いました

朝から各派代表者会議、議長への議会の民主的運営を求める要望者を提出。午後から正副委員長会議、を終えてから、宇陀市の八木議員の事務所に伺いました。

八木議員が議会で宇陀市でも木質バイオマス発電をするように提案したことで、関係者の方から実際の声を聴かせていただきました。
宇陀市で実施するなら2000キロワット以下の小型にすることで、地元の地産地消につながり雇用も増えるとのこと。
6000キロワット場の大型バイオマス発電の場合は地元で燃料が調達できず、他府県や、パームや市の搾りかすなどは海外から輸入するため,オラウータンの住むジャングルが伐採されてヤシの木に変えられてしまい住む場所が奪われる、地球温暖化などの環境破壊になっているとのことです。
また木質バイオマスといえば製材などから生まれた木の切れ端や、建築廃材等の不要になったものを有効に活用するというイメージでしたが、価格の安い建築廃材は焼却した後の灰は産業廃棄物になる為、大阪湾のフェニックスなどに捨てることになり処分費が高くつく。
木くずの場合はそのような心配はないものの大量に出る灰の処分は、農業の土壌改良などに使うなど役場や、森林組み合いなどがかかわらないと実際はむつかしい。
それでも材が不足するときは、丸木をそのままチップにして燃やすということで、何十年もの時間をかけて成長する木をわざわざ削って細かくして発電に使うことの意味がよくわかりませんでした。
毎日毎日発電することであっという間に山の木がなくなってしまうとのこと。
製紙会社では、ペーパーレスの時代で紙産業はこれから先むつかしくなるが、バイオマス発電はこれからの必要な伸びしろとみている。
宇陀市にあった発電が行えれば、雇用を増やす。環境に言い、よそから購入していた電気が自前でできればコストダウンにつながるなどメリットは大きなものがあります。
持続可能なやり方で本来のバイオマス発電ができれば、いいですね。

posted by みっちゃん at 20:49| Comment(0) | 日記
http://mituko-imai.jp