2017年08月02日

スイス・リース林業教育センター実習生の奈良県実習成果報告会

昨日は半年の1回の検査のため神戸に行ってきました。また半年後に来てくださいとのこと。異常がなくてほっとしています。
今日は神戸からそのまま参加となりました。

県の橿原総合庁舎が会場。会場は満席。
わたしにはとても刺激的な内容でした。十津川に行かれた2名と、川上に行かれた2名の計4名から報告を聞きました。
彼らはフォレスタの勉強中。フォレスタはスイスではとても重要な仕事です。学校では森づくり、道づくり、コミュニケーションを学びます。
フォレスタになるにはまず作業員になる訓練学校で学びます。実習が250時間、中間スクールで50時間、それでやっと森づくりを学ぶリース林業学校に入学です。作業員は最初に徹底して安全の装備やレスキューについて学びます。日本はほとんど安全装備をしていないといわれていました。常にコミュニケーションをとり続けることで安全装備は作業員お互いの安全を守ります。

また作業に入るときは作業の場所の計画を策定し会社に保管だけではなく、救急隊にも知らせます。そこにはGPSで調べた位置情報、緯度。経度。で作業場所がつかめる仕組みです。作業員は救急カードを常に身に着けて処置の仕方や、作業の場所情報、緊急連絡先の電話番号が書かれています。
連絡を受けた救急隊は、ヘリコプターで行くか救急車かを現場に伝えます。これによって多くの時間と労力が省けることになります。

ただし奈良の山ではケータイ電話も入らないところが多いため宇宙衛星通信を持つことが提案されていました。
山づくりでは奈良県はほとんどが杉、ヒノキの植林で。1000本植えて間伐して200から300本にしていきます。木の値段が下がりコストが上がり採算が難しくなっています。そのために提案されたことは、木を高く売るか、コストを下げるか。コストを下げるには、植林と下草がり、枝打ちなどを省く。
そのためには自然林で更新しながら売れる木をそだてる。植林と下草狩りの手間が省ける
クオリティーの高い木はどれくらいの需要があるのか、1000本植えて200本だけなら枝打ちはすべて必要か。

やまつくりでは、まず生態調査。光の当て方で竹やライバルの草が出る可能性。落石防止柵作り、機械の導入
など。
感想として、もっと県庁など木の知識情報などをいっぱい得ている所と現場で作業にあたっている人とのコミュニケーションをとるべき。それが奈良の林業をもっと発展させることになるといわれていました。
その通りだと思いました。また現場でベテランの人を2,3か月訓練していく機会が必要。新人研修も別のカリキュラムで必要だといわれていました。

私は山の所有形態を質問しました。50%が個人所有。国の持ち物はないが州や町が所有しているとのこと。スイス式林業をそのまま当てはめるわけにはいかないと思いますが今回4人の実習生を受け入れたことはとても大きな財産を残してもらったような気がします。
posted by みっちゃん at 20:01| Comment(0) | 日記
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