2020年02月07日

南部議連、南部東部特別委員会の視察に参加して

2月6,7の2日間、議連の視察で吉野郡を訪問してきました。私が初当選した時、30年も前ですが、共産党の議員では私だけが中南和地域の出身でした。そのため自分の中では大和川から南は私の責任エリアのように勝手に思ってきました。水資源対策特別委員会ではまだ大滝ダム建設前で移転の話などがされていた時です。林業が活性化すれば南和地域がよくなるのではと吉野林業を考える会で3年間ほど毎月川上村に通ったりなど思い入れのある地域です。
議会の南部議員連盟は橿原市より南の地域となっていて加入の希望していましたが、今回南部東部特別委員会になったことで参加させていただくことができました。
粉雪の舞うとても寒い日でしたがか、一般社団法人わかみらいふの取り組みはとても感銘を受けました。
、1300人の村。coopの宅配、ヤマト運輸、新聞、ヤクルト今村民が利用しているサービスをかわかみらいふが仕事として受け、配達のたびにお年寄りとコミュニケーション。看護師も一緒に訪問して健康チェック。ガソリンスタンドも経営。ドクターへりや防災拠点にも配達。年収2億円。出向いてつなぐ行政。毎月1回医師の巡回診療。読みたい本の取り寄せもok。3つのバス路線にデマンド送迎。その結果転入が増え子供の割合が増えてきています。上北むらでは学校跡地を使ったとちの木センター。下北村では地元の皆さんとの交流会。県の部長、南部の市町村長さんも参加。懇談させて戴きました。
宿泊は下北山村スポーツ公園の宿泊施設。夏場は全国からサッカー少年がたくさん来ているとのことでした。
希少生物コサナエが生息している地域ということでもとても興味がありました。
南部議連南部東部特別委員会視察2日目、下北山村のbiyori 、木材加工センターを視察。biyori は保育所後を留学生の寮にしてその後をみんなが集まれる場所、オフィスで使うなどしています。デザイナーの方が活躍されています。すぐお隣の民家を村が15年契約で借り、今慶応大学の学生さんが、村の木を使って自由に改築中。4月にはオープンの予定。移住されてきたドイツ人の方が指導されていました。木材センターは休業していた加工所を村が買取り運営を委託。移住して来た青年が家族で頑張っていました。
今回視察して以前との違いを感じました。過疎の進行で先が見えず暮らしていけなくなるという不安がありました。今回は田舎が今一番新しいという印象を受けたことです。その大きな力になっているのが地域おこし協力隊で村に来てくれた若者が底に住み続けてくれたり、ネットワークで協力し合いながら、新たな仕組みや物を作って発信し始めていることでした。そして今までの村の暮らしの中にこそ持続可能は新しいものがあるという学ぶ姿勢があって交流が生まれだしていることです。
人々の中に希望を感じたことが今回視察の大きな成果だったような気がします。

posted by みっちゃん at 23:32| Comment(0) | 日記
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